ごあいさつ

Message

空気と水を届けるための管工事一筋80年。
世の中に価値ある仕事、価値ある人物を育成し、いかに継承していくか。
人的資産の継承にも取り組んでまいります。

代表取締役
黒澤 友晴
代表取締役 黒澤 友晴

私たちの生活になくてはならないものに「空気と水」があります。そこで弊社は、快適な空気を供給する空気調和の仕事、そして清浄な水と文化的環境を提供する上下水道および給排水衛生設備の仕事一筋に、建築設備業界の専門エンジニアリングとして「今に在る」を得ましたことは、ひとえに関係各位の温かいご指導と、ご愛顧の賜物と衷心より感謝申し上げます。

また、経営方針として「技術」「信用」「創造」の3つを掲げています。 即ち、私たちは技術を売る仕事であり、更に心と誠意を込めて仕事をしてこそ皆様方に喜ばれ、信用を得られることになると信じ、いつも最善のご対応ができますよう常に創意工夫を凝らし、皆々様のご要請、ご信頼に応えるべく努力しております。

昭和12年の創業以来、戦前戦後の混乱期、高度経済成長期からバブル崩壊の建設氷河期。長い試練に耐え、技術の練磨と経営基盤の確立に鋭意精進して参りました。今日まで時代の波に飲み込まれることなくここに在るは、先人たちが過去を抱きしめるのではなく、柔軟な頭で蓄積された経験を生かし創意工夫を凝らしてきたからであります。

「礼節を重んじ、華美に振る舞うことなかれ」− これは黒澤家の教えですが、5代目を拝命した私はこれに加え「不易流行」なる言葉を重んじて参りました。それは隣の芝生に左右されることなく、地場サブコン、地場の設備屋として、その価値の生産、限界を押し上げていくことを常とされた会社で在り続けるということ、誰かが作った道を歩くのではなく、自ら道を作り指し示していく集団であること、志高く、技術とそれを支える気高き志、人間的な品位を持って日々励んで行くことに他なりません。

変えてはいけないもの、変えなければいけないものは何か、未来を見つめて前へ前へ思考を巡らす。変化対応業としてしなやかに時流環境に適応するように舵きりをしていくことこそ「不易流行」の実践である。そのように考えております。

  • 歴代の社長
  • 代表取締役 黒澤 友晴

さて今日、私たちを取り巻く環境は大きく様変わりをしています。少子高齢化、異常気象、パンデミック。いずれも人類の存続を脅かす事態です。地球的規模で「持続的発展」という命題が課せられ、企業活動においても社会課題への取り組みやそれらを解決するイノベーションが求められています。

弊社においてはワークライフバランスを重視した働き方改革を実施し、山形県からはダイヤモンド企業の認定をいただきました。また「念い考え行動すること」の周知徹底を図り、手を動かす「作業」ではなく、頭を使う「仕事」に価値を見出すよう、社員の意識改革を進めています。また調査・提案・設計・監理・研究開発業務に加え、設備設計に携わる人材育成にも努め、微力ながらも山形県の設備業界の発展に貢献してまいります。

また、この先90年、100年と目指すにあたっては「人を育てる」ということが一層重要になっていくことでしょう。世の中に価値ある仕事、価値ある人物をどれだけ育成し、継承していけるか。襷を繋ぐように、世代を越えて受け継ぎ託す風土作り、そして人的資産の継承は、まさに企業存続の鍵を握るものと考えております。

どんなに技術が進歩したとして、それを扱う人間のモラルなくして本来の豊かさは得られません。「人」と「技術」、「人」と「環境」を見つめながら、時代に相応し、地域社会に密着した企業経営を目指して鋭意先進精進することにより、 いささかなりとも需要家各位のお役に立ち得るものと確信しています。

地域社会のニーズを見つめて、限りない前進を目指しておりますので、今後ともより一層のご教導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

  • 本社設計部の女性スタッフ
  • 土木工事の現場にて